
目次
手紙の書き方と組み立て方について
フォーマルな手紙を書くときや久しぶりに手紙を書くときなど、そもそもどうやって書いたら良いのかわからないというケースが少なからずあるかと思います。今回は手紙を書くときに知っておいて損はない基本的な組み立てかたと構造をまとめていますので、参考にしながら書いてみてください。形式を守ることで礼儀が保たれたり、相手からの印象がまったく違うものになります。
親しい友人、知人には形式ばった堅い文章を書く必要はありませんが、改まった場合の手紙を書く時には是非参考にして下さい。
手紙の主な構成要素と基本的な構造
手紙には主な構成要素として5つの項目があります。
前文 | ① 頭語 |
②時候の挨拶等 | |
③安否を尋ねる挨拶 | |
主文 | ④本文 |
末文 | ⑤結びの言葉 |
⑥結語 | |
後付 | ⑦日付 |
⑧署名 | |
⑨宛て名 | |
追って書き | ➉追伸 |
①前文
伝えたいことに入る前の頭語や挨拶などがここになります。
例)拝啓など
②主文
伝えたい本文がこのパートになります。
③末文
結びの言葉、挨拶がここになります。
④後付け
日付や署名、宛名など
⑤追っ手書き
副文といわれており、追伸といわれている部分になります。英語でいうP.S。
①前文の書き方と詳細について
本文に入る前の一番最初の部分になりますが、前文の中でもさらに要素が分かれています。ここでは、イメージしやすくするために、例文をご紹介させて頂きます。
1、頭語
男性 「拝啓」、「謹啓」
女性 「一筆申し上げます」、「謹んで申し上げます」
2、時候のあいさつ
「早春のみぎり」「盛夏の候」「初秋の候」「厳冬の候」など。季節ごとや月毎に使用される挨拶がありますので、手紙を書く時期によって時候の挨拶を使い分けるようにしましょう。
3、安否のあいさつ
「その後いかがお過ごしでしょうか。」など
4、お礼、お詫び
「先日はまたお力添えくださりありがとうございます」他
と前文の中だけで4要素あります。あまり難しく考えなくても、基本的にはパターン化されたものですので一度理解すれば、難しいことはありません。当てはめていけば問題なくかけるかと思います。前文について詳しくまとめたものがコチラになりますので、以下参考にしてみてください。
②主文の書き方と詳細について
やっと、主文までたどり着きましたね。あとは伝えたいことを書くだけになります。
起語と呼ばれる、本文に入る前にいれる接続詞なんかの種類が結構ありますが、ここは書きやすい
接続詞で本文へ入っていっていただければ問題ないと思います。
「それでも、、、、」という方には、起語の参考をまとめて記事にしてありますので、参考にして下さい。
③末文の書き方と詳細について
伝えたいことを本文で書いた後にやってくる末文になります。ここは、結びの挨拶と結語の2つの要素がありますが、ほぼ形式化されていますので、こちらも大丈夫かと思います。
④後付けの書き方と詳細について
ここは、日付や自身の署名、宛名等のパートになります。細かく分けて4パートになります。
1、日付
2、署名 (自分の署名)
3、宛名、敬称 (相手のお名前 ※当たり前ですが名前は間違わないように)
4、脇付け (机下 などなど)
形式的なものですが、参考にまとめてありますので、下記リンクを参考にしてみてください。
⑤追って書きの書き方と詳細について
いわゆる英語でP.Sなんてものがあるかと思いますが、この部分にあたります。日本では「追伸」です。
本文では触れなかったちょっとしたことや、お礼なんかがあるとフランクなお手紙になります。
例)追伸 先日頂いた雑誌、早速読みました。なかなかいいお店が載っていました。今度機会があれば一緒に行きましょう。有難うございました。
ちょっとした事やちょっとした話したいことなんかを伝えるときにこのパートで伝えると風情が出ると思います。
まとめ
手紙の組み立て方と構成要素について紹介させて頂きましたが、あくまで改まったときに書く手紙になります。まとめてみると色々と決まりや制約があるように見えますが、実はそうでもなく結構決まり文句な部分が大きいので、そこまで気張らなくても大丈夫です。
参考リンクをご紹介させて頂いているので、是非そちらを見ながら挑戦してみてください。しっかりした手紙が書けると相手からの印象がまったく違うものになるかもしれません。
コメントを残す