年賀状を目上の方や親しい人に宛てて書く人も多いと思います。手紙離れを指摘されている近年ですが、年賀状も例外ではありません。年賀状の発行枚数は年々少なくなっています。
しかし、普段、スマホやケータイでメールのやり取りをしている人でも年賀状だけは年賀はがきで出すという人もまだいたり、年賀状はやはり特別なものとして、準備している人も多くいることでしょう。
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年賀状の書き損じの再利用
年賀状を出す際にボールペンやサインペン、毛筆などで、書く人が多いですが、書き間違えてしまうことも少なくありません。大抵は一回書くと消さない筆記用具で書きますので、一文字間違えてしまうと、使えなくなってしまうこともあります。
宛名を修正液で書き直すのは失礼なのに加え、最近は書かなくても印刷して用意する人もいると思いますが、設定ミスや紙の上下入れ間違い、インクのカスレなどその年の年賀状の中にはだいたい書き損じなどの送ることができない年賀状で出てしまいがちです。
間違えてしまったはがきはもう消せないからと処分してはいませんか?実は手数料を払うと、郵便局で交換してもらえるんです。
書き損じはがきの交換と引き換え
書き損じは表、裏どちらに書いてあっても受け付けてもらえます。しかし、はがきの左上に印刷されている切手の代わりになる料額印面が汚れていたりハサミなどで切ってしまった場合には交換できないこともあります。
書き損じたはがきを交換する際に必要な手数料は年賀はがきの場合には5円となります。ただし、年賀はがき販売期間後には交換できなくなりますので注意が必要です。
書き損じはがきその他交換手数料
郵便切手・通常はがき | 1枚につき 5円 |
往復はがき・郵便書簡 | 1枚につき 10円 |
特定封筒(レターパック) | 1枚につき 41円 |
10円未満の郵便切手や郵便はがき | 合計額の半額 |
その他にも手数料は異なりますが特定封筒(レターパック)等にも交換できます。年賀状の枚数が足りている場合には普段使うアイテムに交換すると無駄にならずに済みます。
書き損じはがきは買うより交換した方が断然お得
普通に買えば52円はがきが書き損じのはがきにプラス5円を支払えば購入できるので書き損じはがきを家で保管しているよりも手数料を払って交換した方が断然お得になります。
交換の際の手数料は現金のほか、切手でも交換できます。切手が余っている場合には手数料に利用してはいかがでしょう。郵便局では書き損じのはがきに手数料を支払うことで、ほかのアイテムに交換できます。換金をしたい場合には金券ショップを利用することで、現金と交換することができます。
金額はお店によって異なり、1枚20円から30円位が買取の相場になっているようです。現金にしたい場合には金券ショップに問い合わせてみるのもひとつの方法です。
ほかにも書き損じたはがきは募金としても使われます。日本ユネスコ協会連盟によると、ネパールでは書き損じはがき1枚で鉛筆7本になるということです。他のボランティア団体でも書き損じのはがきの募金をしているので興味のある人は調べてみてくださいね。
年賀はがき等の無料交換について
近親者のご不幸による服喪のため、ご利用いただけなくなったお年玉付き年賀はがき・寄附金付きお年玉付き年賀郵便切手については、無料で通常切手類と交換できます。
お年玉付き年賀はがき(四面連刷、インクジェット紙、くぼみ入り、寄附金付きを含みます。)
寄附金付きお年玉付き郵便切手
↓
通常切手(弔事用切手を含みます。)
通常はがき、往復はがき(その他の郵便はがき)
郵便書簡
特定封筒(レターパック封筒およびスマートレター封筒)
特殊切手およびお年玉付き郵便はがき・切手は対象となりません。