お年玉くじ付き年賀状の賞品と発表、交換期限と引き換えについて

年賀状はもらうと嬉しいものですよね。お互いの近況を報告したり、写真入りなら最近の本人の顔や家族の顔も見ることができます。年賀状にはその他にも楽しみがありますよね。そうです。「お年玉くじ」です。毎年1月15日に抽選をし、今ではリアルタイム速報もおこなっています。お年玉くじ付きの年賀はがきはいつから人々に使われるようになったのでしょうか?

 

目次

お年玉くじ付きの年賀状はいつ誕生した?

日本人におなじみのお年玉くじは、1949年(昭和24年)に誕生しました。それ以前は官製年賀はがき自体がなく、通常の官製はがきを年賀状として使っていました。戦後、年賀状が激減しましたが、このお年玉くじ付きの年賀はがきは画期的なアイデアで、発売と同時に大ヒットしました。

このアイデア、民間人の林正治氏のもので、国民が困窮していた時代でもあり反対意見もありましたが、戦後の復興への国民の思いと伝統的な日本の文化である新年への祝賀の思いが当時の日本国民には希望に満ちた気分になりフィットしたようです。そこから年賀はがきの需要は年々高くなっていきます。米軍占領下に置かれていた沖縄でも1955年には年賀はがきが発行されました。

1989年にはお年玉付き年賀郵便切手も発売されるようになりました。くじ付きの切手としては世界初です。年賀はがき同様、6桁の番号が印字されているので、私製はがきに貼っても、お年玉くじを楽しむことができます。
※年賀状として送る場合には切手の下に赤字で「年賀」と書くことをお忘れなく。書かないと普通郵便の扱いになり、元旦に届かない場合があります。

 

今年2018年のくじの賞品は?

気になる最新の2018年の賞品は

等級 賞品名 当せんの割合 当せん本数
1等
(下6けた)
セレクトギフト(12万円相当/1万点以上の商品・旅行・体験プラン等からの選択)又は現金10万円 100万本に1本 2,599本
2等
(下4けた)
ふるさと小包など 1万本に1本 259,930本
3等
(下2けた)
お年玉切手シート 100本に2本 51,986,160本

※引き換え期間は6か月間ですので賞品が当たったら期間内に交換しに行きましょう。

過去のくじ付き年賀状の賞品

第1回のお年玉年賀はがきの商品は
特等:電動ミシン
1等:純毛洋服他
2等:学童用グローブ
3等:学童用こうもり傘

その後、1956年の1等は電気洗濯機。1965年以降はポータブルテレビ、映写機セットなど。1984年電子レンジ。

商品は、その頃手が届きそうで贅沢なものが賞品になっていることがわかります。平成になってからはテレビ、海外旅行など、複数の賞品から好きなものを一点選ぶ形式になって来ており、2014年からはついに現金が賞品になりました。

何が当たったら嬉しいかアンケートをした結果、「現金が嬉しい」と言う声が多く、実現したそうです。今の時代、欲しいものは手に入っているから現金が嬉しいという人、やはり多いんですね。

60年以上も形を変えることなく毎年多くの日本人の新年の挨拶に使われ続けている年賀はがきですが、くじの賞品はその年によって、国民の求めている物へと変化を遂げています。

 

お年玉賞品を引き換えるには

本人確認が取れる運転免許証などをお持ちの上、お近くの郵便局へ当せん葉書・当せん切手をお持ちください。

※本人確認できる証明書とはどのようなものをもっていけばいいでしょうか?
運転免許証(官公庁が発行した免許証、許可証または資格証明書等)・健康保険証などのご本人さまと確認できる証明書

会社あてのはがきが当せんした場合

会社の関係者と判別できる証明書(健康保険証で保険証欄に会社名が記載されているもの、登記簿謄本など)をお持ちください。上記の証明書がない場合は、名刺と運転免許証などの組み合わせで対応いたします。

賞品の引換期間について

毎年年1月中旬の当選番号発表から6か月が引き換え期間になります。同年7月中旬が一般的になります。

当せんはがきの一部が破損・切り取られてしまった

破損・切り取られている部分がわずかであり、今年度の年賀はがきとして確実に判別できる場合は、有効なものとみなし交換に応じますが、料額印面部分(郵便切手を貼りつける位置)が破損・切り取られている場合は原則交換できません。

未使用のはがき(あて名が無記入)が当せんしていた場合、交換できますか?

交換できますので漏れのないように確認しましょう。