年賀状を差し出す利点(メリット)と実際に出す5つの意味

年賀状は皆さん出していますか?平成20年度から年々年賀状の発行枚数は減ってきているそうですが、理由としてはエールやSNSの普及で手軽にやり取りができるようになり、新年のあいさつもメールで済ませる人が多くなったことも背景にあります。

年賀状を出さない人はなぜ出さないのでしょうか?その理由としては上記にもありますが

・メールで済ませているから
・1枚1枚書くのが面倒だから
・お金がかかるから

などが挙げられます。メールの場合は一斉送信ができるので、手軽に複数の人に新年のあいさつメールを送ることができますが、年賀状の良さやメリットはメールやSNSでは伝えきれないものもあります。

目次

逆に今でも年賀状を出している人が続ける意味と効果

1.近況報告を普段会えない人にも気軽にできる

連絡を取り合っているわけではないけど、昔からの知人という間柄の場合、年賀状だけのやり取りが唯一の繋がりという場合もありますよね。近況の報告の為にメールや手紙を出すほどではないけれど年賀状という理由があれば気軽に伝えることができますね。

幼馴染や恩師など遠く離れてなかなか会えない人とも、年賀状のやりとりを通じて「元気でやっているな」とお互いに感じることができます。写真付き年賀状なら、ひと目でその人の今の様子がわかるのも嬉しいですね。

2.SNSとは違うリアルなコミュニケーション

最近は携帯電話でのメールやSNSで手軽に年始の挨拶をすることが増えています。実際年賀状となると、時間と手間はメールやSNSに比べて掛かるのは確かではありますが、より思いが込められた挨拶となるのは、手間や時間をかけた分だけ価値のあるものになるでしょう。デジタルでは伝えきれないリアルな感覚や感情といったものを届けてくれます。

準備は大変だけど、やっぱりもらうと嬉しいのが年賀状。普段とても忙しい人からの年賀状に丁寧な手書きのメッセージがあったりすると、わざわざ時間をとってくれたのだと感動します。人とのつながりを実感でき、さりげなく添えられた一言に温かい気持ちになれますね。

3.一年を振り返り、正月らしさを感じられる

日本ならではの風習でもあり正月らしさの象徴でもある年賀状ですが、やはりいざ元日の朝に年賀状を確認する作業というのは、年始を感じるひとつのイベントでもあります。また、年賀状の準備に追われると年末を感じ、届いた年賀を見て正月を実感する人も多いのではないでしょうか。

年賀状を作る際にも、一年を振り返りどんなメッセージや写真を添えて送付するか?など一年を振り返ったうえで、皆さんに近況を報告する形になります。自分自身がこの一年を振り返るためにもいいきっかけにもなる作業でもあります。

4.礼儀マナーとして.取引先や顧客との接点

普段お世話になっている目上の上司や取引先やお得意様などに対し、一年のお礼とこれからの一年に向けた挨拶というのは非常に大切です。また送る年賀状は挨拶や感謝の気持ちを表すと同時に、営業ツールとしてもひと役かってくれます。手書きの一言があれば、より顧客の心をつかみやすくなります。

5.お年玉くじで商品が当たるかもしれない

お年玉付年賀はがき に限定されますが、これを楽しみにしている人がかなり多いのも事実。私製はがきを使う人なら年賀切手(くじ付) を使えば、手作り感とワクワク感を同時に届けられます。

年賀状を出す理由は「1年の計は元旦にあり」?

年賀はがきを利用して、改まらずにさらっと近況報告ができるのは年賀はがきの良さですよね。お祝い事を手紙や、電話で報告した場合には相手に気を使わせてしまうこともありますが、新年のあいさつにさらっと報告をすると、改まった形にはならずに、伝えたいことは伝わります。

年齢層でも年賀状への思い入れは異なり、年賀状を当たり前のように出していた世代では普段メールのやり取りをしているとしても年賀状は別物として出す人が多く、小さいころからネットが当たり前の若い世代は年賀状を書くことにそこまで思い入れのない人が多いようで、メールで新年のあいさつをする人も多いです。

また、年齢を重ねていればいるほど、多くの人との出会いと別れを経験しています。友達で若い時には一緒にいたとしても成長すればそれぞれの道に進むので、いつまでも一緒にいられるわけではありません。そんな相手がいる人にとっては年賀状は大事なツールでもあります。一方現在の学生は、友達と毎日学校で会えるので、新年の挨拶はメールで軽いものでも冬休み明けに直接会うので問題ありません。本来の年賀状は直接新年の挨拶をできない場合の代わりですから直接新年のあいさつができる場合には必要ないのです。

時代の移り変わりに合わせて、文化や伝統も変わっていくものです。いろいろな考えがありますが、年賀状を出すメリットもあります。

年に1回のはがきのやり取りでも相手とつながっていると実感できます。年賀状がきっかけで再び近い距離になって関係が深くなることもあるでしょう。メールに比べると一人にかける時間もかかるでしょう。しかし、その時間は相手のことを思い昔のことを思いだすなんてこともあります。逆に自分に年賀状を書いてくれているということは自分のことを思い、時間を使ってくれているということです。

普段年賀状を出さない人も、年賀状をくれた相手や大事な人にメールではなく、年賀状を出してみるのもいいですよ!