手紙を書く上でおさえておきたい敬語の基本と敬称についてのルール【まとめ】

敬語の種類と特徴について

手紙を書くのがムズカシイと思う理由のひとつとして敬語があります。ですが、基本の内容を理解すれば難しいことではなく、もっと楽に気軽にかけると思いますので、おさらいしてみましょう。

尊敬語について

相手の側の動作・人・物などを尊敬していうことにより、敬意を表す言葉

尊敬語の変化の特徴

語彙自体を変えるパターン
例)いる・行く→いらっしゃる、食べる→召し上がる、見る→ご覧になる、する→なさる、言う→おっしゃる 

「お / ご~になる」を付けるパターン
例)待つ→お待ちになる、掛ける→お掛けになる、来る→おいでになる、思う→お考えになる/お思いになる

 

「お / ご~なさる」を付けるパターン
例)待つ→お待ちなさる、掛ける→お掛けなさる

 

「れ / られ」を付けるパターン
例)待つ→待たれる、掛ける→掛けられる

 

謙譲語について

下位者が上位者に対し、自分側の動作・人・物などをへりくだっていうことで、敬意を表す言葉

謙譲語の変化の特徴

語彙自体を変えるパターン
例)行く→伺う、見る→拝見する、する→致す

「お / ご~する」パターン
例)待つ→お待ちする、掛ける→お掛けする、相談する→ご相談する、行く→お伺いする

「お / ご~頂く・申し上げる」パターン
例)買ってもらう→お買い頂く、辞退する→ご辞退申し上げる、申す→申し上げる、知る→存じ上げる

 

丁寧語について

話し手が聞き手に対して丁寧にいうことにより、直接敬意をあらわす言葉

丁寧語の変化の特徴

「です」を付けるケース
名詞+繋辞 – 学生だ→学生です(現在)、学生だった→学生でした(過去)、学生ではない→学生ではありません(否定)、学生だろう→学生でしょう(推測)
形容動詞 – 綺麗だ→綺麗です(現在)、綺麗だった→綺麗でした(過去)、綺麗ではない→綺麗ではありません(否定)、綺麗だろう→綺麗でしょう(推測)

「ます」を付けるケース
動詞 – 見る→見ます(意志)、見た→見ました(過去)、見ない→見ません(否定)、見よう→見ましょう(勧誘)

「ございます」を付けるケース
形容詞 – 忙しい→忙しゅうございます(現在)、忙しかった→忙しゅうございました(過去)、忙しくない→忙しゅうございません(否定)、忙しいだろう→忙しゅうございましょう(推測)

敬語 – wikipedia

 

宛名や敬称について

個人宛なら「様」

目上や目下問わず使用する一般的な敬称になります。個人的な手紙や一般通知は「様」を使用する頻度が高く最も馴染みのある敬称です。

山田 太郎様
営業部長 山田 太郎様
…etc

役職には「殿」

宛名自体を該当の役職にする場合に用いる敬称になります。

〇×△株式会社 営業部長殿
…etc

会社や団体には「御中」

ある組織宛ての場合(会社、団体、学校等)に送る場合には、御中が一般的な敬称になります。その組織全体宛てという意味で用いられるのがポイント

株式会社○○ 御中
…etc

複数人宛ては「各位」

複数の人に宛てた手紙を出したい時は、皆さんという意味で「各位」を用いるのが一般的になります。

〇〇〇会員各位
…etc

その他詳しい敬称についてはコチラにまとめていますので、参考にしてみてください。

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尊称、卑称の使い分け

手紙では、尊称=相手側の人・物、動作を尊敬していう言い方と、卑称=自分側の人・物、動作をへりくだっていう言い方をしばしば使います。

尊称
場所 御地/貴県
住まい 貴邸/尊邸
父、母 お父(母)上様
息子 ご子息様
卑称
場所 弊地/当県
住まい 拙宅
父、母 父(母)/老父
息子 息子/豚児

 

まとめ

あまり馴染みのない表現もあったりしますが、基本的にはもっと気軽に楽に手紙を書かれたらいいと思います。

よりフォーマルな場面や改まった内容の手紙を書く場合は上記の点に気をつけることで、受け取る側の書き手への信用や信頼を得られる場合がありますので、基本的あるいは最低限のルールは知っておいて損はないかと思います。

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