手紙の書き方で確認しておきたい「末文」と結びの挨拶と結語についてのまとめ

目次

末文の書き方と注意点

末文とは、手紙の組み立ての中の三番目の項目になります。ここでは主文(本題)の後に手紙を締めくくる部分になり、相手の健康等を祈ったり、〆のご挨拶をする働きのある部分になります。

手紙の基本構成と末文の働き

前文 ① 頭語
②時候の挨拶等
③安否を尋ねる挨拶
主文 ④本文
末文 ⑤結びの言葉
⑥結語
後付 ⑦日付
⑧署名
⑨宛て名
追って書き ➉追伸

主文で伝えたいことを伝え、内容を締めくくる部分にあたるのが「末文」の役割になります。そして、その末文には大きくわけて「結びの挨拶」「結語」にわかれています。両方とも、決まりや定型文がありますので、難しくとらえず、参考にしてみてください。

末文の構成要素としての結びの挨拶と結語

結びの挨拶について

結びのあいさつは、文を締めくくるにあたってまとめる役割を果たしますので、それぞれどういった手紙の内容なのか?という部分でも確認しながら結びの挨拶を考えるといいでしょう。

用件をまとめる場合
・まずはお礼まで。
・まずは右ご報告まで。
・まずは御礼かたがたご挨拶まで。
・まずは書中にて御礼申し上げます。
・取り急ぎ書中にて御礼まで。
・右取り急ぎご案内申し上げます。

相手の健康を祈る場合
・健康にはくれぐれもご留意くださいませ。
・くれぐれも体調を崩されませぬようご自愛ください。
・何卒ご自愛専一にてお願い申し上げます。
・末筆ながらご家族皆様のご健康とご多幸を心よりお祈りいたしております。
・皆々様の益々のご健勝を心よりお祈り申し上げます。
・皆様方のご無事息災を心よりお祈り申し上げます。
・時節柄、ご自愛専一にご活躍くださいますようお願い申し上げます。
・時節柄、どうぞご自愛くださいませ。
・寒さ厳しき折から、ご自愛のほどお祈りいたします。
・風邪など召されませぬようご留意ください。
・どうぞ心穏やかにお過ごしください。

今後のことを頼む場合
・今後ともよろしくお願いいたします。
・今後ともご指導の程、よろしくお願い申し上げます。
・今後ともご鞭撻くださるようお願いいたします。
・引き続きご支援ご厚情賜りますようよろしくお願い申し上げます。
・今後ともご愛顧の程、よろしくお願い申し上げます。
・今後とも変わらぬお付き合いの程、よろしくお願い申し上げます。
・末永いお付き合いの程、よろしくお願い申し上げます。
・何卒お力添えをいただきますようお願い申し上げます。
・なにぶんお導きのほどお願い申し上げます。

返事を求める場合
・お手数ですがお返事くださいませ。
・折り返しご返答のほどお待ち申し上げます。
・恐れ入りますがご返事いただきたくお願い申し上げます
・ご多忙中恐縮ではございますが、ご返事のほどお願い申し上げます。
・ご多用中のこととは存じますが、ご返事賜りたくお待ちいたしております。
・ご多用の折、誠に恐れ入りますがご都合をお聞かせ願えれば幸いに存じます。
・恐縮ではございますが、何卒ご回答をお願いいたします。

伝言を頼む場合
・皆様にもよろしくお伝えくださいませ。
・両親もよろしくと申しております。
・くれぐれもご家族の皆様へよろしくお伝えくださいませ。
・○○様にお伝え頂ければ幸いです。
・○○様からも皆様へよろしくご伝言のほどをお願い申し上げます。

乱筆/乱文を詫びる場合
・乱筆乱文お許しください。
・乱筆乱文失礼いたしました。
・乱筆乱文お詫び申し上げます。

対応する結語について

結語は、頭語(頭に置かれる言葉)に対応する形で使用されるものが決まっています。下記一覧になりますので、それぞれ手紙の相手や送りたい人に合わせて使用する頭語と結語を使い分けていきましょう。

手紙の種類 頭語 結語
 一般的な手紙 男性 拝啓/拝呈/啓上
女性 一筆申し上げます/はがきで失礼致します
男性 敬具/拝具
女性 かしこ/ごめんくださいませ
親しい人への手紙 こんにちは/啓  では/いずれまた/またお便りいたします/さようなら
ていねいな手紙 男性 謹啓/謹呈/恭啓/粛啓
女性 謹んで申し上げます
男性 謹言/再拝/頓首
女性 かしこ/可祝
 初めての手紙 初めてお便りを差し上げます/
突然お手紙を差し上げる失礼をお許し下さい
男性 敬具/謹言
女性 かしこ
 重ねて出す手紙 男性 再啓/再呈/追啓
女性 重ねて申し上げます
男性 敬具/謹言
女性 かしこ
一般的な返信の手紙 拝復/復啓/お便り感謝致します
お手紙拝見いたしました
男性 敬具
女性 かしこ
 ていねいな返信 男性 御状拝見/謹復/謹答/ご書面拝見
女性 お手紙ありがたく拝見致しました
男性 敬具/謹言
女性 かしこ
 返信が遅れてしまったとき  【理由~】ご返事は遅れて誠に
申し訳ございませんでした。
男性 敬具/謹言
女性 かしこ
緊急の手紙 男性 急啓/急白/急呈
女性 さっそくですが/取り急ぎ申し上げます
男性 敬具/謹言
女性 かしこ
 前文省略のとき 男性 前略/略啓/前略ごめん
女性 前略/前略ごめんください
男性 草々/不一/不備
女性 かしこ/あらあらかしこ
手紙における「頭語」と「結語」の組み合わせの解説とそれぞれの種類・使い分け
手紙における「頭語」と「結語」の役割と種類手紙の書き出しで「拝啓」「謹啓」「前略」等を使い、手紙の最後で「敬具」「かしこ」などと結ぶルールがあるのはご存知かもしれませんが、それぞれの種類や対応する頭語と結語があいまいになっている方も多いかもしれません。特に、フォーマルな手紙や丁寧な手紙を書く場合に「あれどうしたらいいんだろう?」と思ったり、書き方で困ったこともあるかもしれない方に「頭語」と「結語」をそれぞれ対応するものとして表にまとめましたので、参考にしてみて下さい。 書き出しの「頭語」...

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