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未来の自分へ手紙を書くメリット
自分宛ての手紙というと不自然に聞こえますし、多くの人は「書いた事は無い」と答えると思います。経験があるとしても子供のころにやったことがある人もいるであろうタイムカプセルの一環くらいのものでしょう。
自分への手紙を書くこと自体が不自然ですが、当時の自分の気持ちや今思う”将来”を見つめなおす意味ではとても効果的な方法になりますし、考えを整理する良い機会でもあります。
①セルフタイムカプセルは”今”をしること
上述の通り小学校や中学校などで、タイムカプセルをやられた方もいらっしゃるかもしれません。校庭の一番大きな木の根下に穴を掘り「未来の自分へ」メッセージを残すイベントです。
思い出は常に甘酸っぱいものであり、どんなものでも尊いものです。「こんな事書いていたんだ」という驚きや「懐かしいな」という懐古は価値のあるものですが、そうした出来事は、身近なことや当時を振り返る意味でもとても意味のあることです。
・将来への希望
・自分への期待
・こうなっていたいという願望
これらの気持ちの整理にもなりますし、1年後でも5年後でも自分を見つめなおすきっかけにもなりうるものになるので、より明確に目標や将来の自分への決意表明をしたい時には非常におすすめです。また、今抱えている不安や悩みも振り返ることができるので、自分を見つめなおすという意味でも有効的です。
なにより、自分で書き自分宛てに送るものなので、書く事は自由です。
②受け取る”当時の気持ち”と”見つめなおす今”
受け取った未来の自分は、その手紙と今の自分を照らし合わせてみて振り返りや反省をする事でしょう。当時抱いていた不安や悩みを笑い飛ばせるかもしれません。
「次は目標のためにもっと頑張ろう」「目標としていた事よりもっとできた」など、自分の行動を客観視できます。不安や悩みについても、改めて見つめる事で次に生きてくるものですので、振り返ってみて自分への反省や軌道修正が可能なのもひとつのメリットになります。
・”今”を客観視できる材料
・これからを新たに考える材料
誰に見せるでもない自分宛ての手紙は、自分の気持ちに率直になれるかと思います。自分だけが見る手紙。あなたも未来の自分に手紙を書いてはいかがでしょうか。
未来の自分に宛てる手紙の書き方
①より具体的に書く
「将来の自分がこうなっていたい」「こうしていたい」といった気持ちを具体的に書き残しておくのが良いでしょう。振り返ってみた時に、自分が実際にどう過ごしてきたのかという部分で答え合わせができますし、将来自分が開封してみた時に、軌道修正がしやすかったり反省がしやすいので、具体的に書いた方がいいでしょう。
②気持ちは素直に今思っていることをそのまま書く
自分に宛てた手紙になりますので、最終的に自分が読みます。体裁を気にしたり建前を気にする必要は一切ありません。将来振り返ってみる時を考えても、今の率直な気持ちや素直に思っていることを書くのが一番です。むしろそういう気持ちで書いたものでないと意味がないので、思っていることをそのまま綴りましょう。
③書くだけではなく残す意味を考えよう
自分の素直な気持ちを書くという意味は、「将来自分がこうありたい」と思うことを表現することでもあります。マザーテレサの有名な言葉にこんなものがあります。
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。マザーテレサの言葉
言葉に残すことは行動を伴わなければなりません。残す意味。書く意味をよく考えて自分宛ての手紙を残すのが一番です。自分に正直に、そして将来の自分に期待をもって手紙をかくといいでしょう。それが、将来の自分をきっと良い方向に導いてくれることでしょう。
いいですね