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置手紙の効果と魅力
みなさんは置手紙と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?
夜遅く帰って来て夜食を作りおいてくれた母からの身体を気遣う走り書きのようなメモ書き。ケンカした後の話しづらい時に向かえる朝に置かれた反省の置手紙。ちょっとした頼みごとを書いたメモ。
実はとてもフランクに使われることの多い置手紙。会っていなかった時に、伝え忘れた時に書く置手紙にもなかなか良さがあり、考えてみたら中々魅力的なものだと思います。
ここでは、中々注目されない置手紙の魅力をいくつか挙げてみましたので、いくつか念頭に入れておいて実際に置手紙をしていただけたらと思います。
小さなサプライズとしての置手紙
置手紙には、伝えにくいことをサラりと伝える効果もあります。面と向かって話すのには少し恥ずかしいことや、躊躇していまうことでも、置手紙のフランクさと文章に起こす行為というフィルターをかけると、結構書けてしまうものです。
手紙というものそのものが、面と向かって伝えられないストレートな気持ちを伝えるという機能もありますが、置手紙も同じです。つい言い忘れてしまった事や、頼みたいこと。あるいは、何かをしておいた等、相手に手軽にメッセージを置いておける魅力があります。
また、反省の気持ちや、少し歯がかゆくなるようなことでも伝えられるからこそ相手には小さなサプライズとして受け止められます。おやつの置き場所をメモ書きするのも子供からしたら嬉しい小さなサプライズです。
その場で汲み取ることができる相手の気持ち
メールや電話にしたらタイムラグのある手紙ではありますが、置手紙は手紙の中でもタイムラグとしては短いほうです。出かける前に置かれたものやケンカした翌朝など、身近な状況で手紙を残されるケースがほとんどです。
この少しのタイムラグが、お互いの想像力を働かせる一助になり、あの時の相手の心情や「その場で読んでいる」読み手の気持ちを想像できるのです。
メールや電話ほどの刹那的なものとはまた違った時間軸を持ち「少し考えた後」の手紙だからこそ、気持ちを汲めたり、嬉しかったり、許せたりするものだと思います。
少し時間のあいたコミュニケーションだからこそ、言えることや伝わることもあります。フランクだからこそ書きやすく、身近な置手紙は意外と我々の生活に彩りと加えてくれるものなのではないでしょうか。
伝える手段として今置手紙を考える
今は便利な世の中になり、そういったちょっとした事を伝えるツールというのはメールを始めチャットや電話等色々と便利なものがすでにあります。緊急性が高く非常に便利ですが、直筆で書いた手紙や置手紙というのはやはりイイものです。
形にも残りますしメールやチャットにくらべ自分が書くわけですから時間と手間もかかります。そういった手間は確かにかかりますが、より丁寧に感じますし、温かみも感じます。
ちょっとしたことでも、「あえて」自分の字で伝えるという方法も今の時代だからこそアリだと思います。
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