ナサニエル・ホーソンが受け取った当時支えてくれていたソフィーからの手紙

ナサニエル・ホーソーンは、アメリカ合衆国の小説家で、文学作品も「商品」としての色合いが強くなった時代の中で、ジレンマを抱えることとなる。

文学の芸術的価値より大衆の評判が重要視され始め、うわべの作品が大衆にはうける、といった気持ちを抱くようになりその後の作品活動にも少なからず影響したと言われている。

Best Beloved,

I send you some allumettes (lampshades) wherewith to kindle the taper. There are very few but my second finger could no longer perform extra duty. These will serve till the wounded one be healed, however. How beautiful is it to provide even this slightest convenience for you, dearest! I cannot tell you how much I love you, in this back-handed style. My love is not in this attitude,– it rather bends forward to meet you.

What a year has been to us! My definition of Beauty is, that it is love, and therefore includes both truth and good. But those only who love as we do can feel the significance and force of this.
My ideas will not flow in these crooked strokes. God be with you. I am very well, and have walked far in Danvers this cold morning. I am full of the glory of the day. God bless you this night of the old
year. It has proved the year of our nativity. Ha not the old earth passed away from us?–are not all things new?

Your Sophie

最愛のあなたへ。

私はあなたに点火式のランプシェードをいくつか送ったわ。ほんの少しだけど、私の人差し指ではもうこれ以上のことはできないの。このランプたちは、傷ついた人たちの回復のために使われるはず。これらはなんと美しく少しばかり最愛のあなたにとって役立つはずよ。こんな曖昧な言葉たちだけでは、あなたのことをどれほど愛しているかは伝えきれないわ。あなたへの愛はこんなものじゃないの。むしろあなたの方へと私の愛は突き進んでいるの。

どれほどの時間が経ったのでしょう。美しい私の定義、それは愛、そしてその愛には真実と喜びのどちらもが含まれていて、私たちが愛し合うように大きな力と影響力を感じることができるわ。
私の考えは決して間違ったところには行かないわ。神はあなたのそばにいてくれる。私はとても気分がいい。今朝は寒かったけどダンバーズまで散歩に行きました。私は今喜びの気持ちでとっても満たされているの。神は遠い昔のこの夜、あなたをご加護してくださった。それはキリストの誕生は証明してくれている。昔の地球は私たちから離れていってしまったの?すべてのことが新しく変わっていってるのかしら?

あなたのソフィーより