皇帝ナポレオンが結婚前に送った熱いラブレターと情熱あふれる手紙

素晴らしい軍隊への志と、厳しい統治者として存在したナポレオン・ボナパルト(1763~1821年)は、たくさんの手紙を残したことでも有名です。彼が生涯で書いた手紙は75,000通にもなると言われ、数多くの手紙のやり取りをしたと言われています。

そして、それらのほとんどは彼の美しい妻であるジョセフィーヌに対してのもので、結婚する前から結婚した後にも続く手紙のやり取りで”皇帝”として君臨したナポレオンのイメージとは異なるものでした。今回の手紙は、1796年の彼らの結婚前に書かれたもので、素晴らしい愛情と将来の皇帝としての感情が表されています。

 

ナポレオンが結婚前の妻ジョゼフィーヌに送ったラブレター

Paris, December 1795
1795年12月 パリにて

I wake filled with thoughts of you. Your portrait and the intoxicating evening which we spent yesterday have left my senses in turmoil. Sweet, incomparable Josephine, what a strange effect you have on my heart! Are you angry? Do I see you looking sad? Are you worried?…

My soul aches with sorrow, and there can be no rest for you lover; but is there still more in store for me when, yielding to the profound feelings which overwhelm me, I draw from your lips, from your heart a love which consumes me with fire? Ah! it was last night that I fully realized how false an image of you your portrait gives!

僕は君を思う気持ちで心がいっぱいです。あなたの肖像画と一緒に過ごした昨日のことが僕の混乱する中に残り続けいている。愛しい君へ、美しいジョセフィーヌ、君は僕の心をつかむ不思議な力を持っているんだ。今君は怒っている?僕は悲しそうにしている君のことを見るのだろうか。何か不安なことはある?

悲しみの中で僕の心はズキズキと痛むんだ。そしてそこにはこれ以上の君への愛はないんだ。圧倒されるようなこの気持ちに従っていけば、まだ僕への愛は残っているのかな。君の唇、僕を炎のように夢中にさせる君の心に僕は惹かれているのかな。あぁ。これは君の肖像画が僕に誤解を与えてしまうような最後の夜だったんだ。

You are leaving at noon; I shall see you in three hours.

君はお昼にはいってしまう。それまでの3時間の間に会いたいです。

Until then, mio dolce amor, a thousand kisses; but give me none in return, for they set my blood on fire.

僕の愛する君へ、数え切れないキスを送ります。だけど僕には何もやってこない。僕は血と炎の中に置かれてしまうんだ。

   

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