【手紙】オードリー・ヘップバーンが映画撮影時に関係者に送った感謝の手紙とその内容

彼女の最新作「ティファニーで朝食を」のミュージカルの楽譜を聞いて ヘップバーンは、即座に作者であるアカデミー賞受賞者のヘンリー・ミュニッヒに手紙を書きました。

 

オードリーヘプバーンが「ティファニーで朝食を」の作曲家ヘンリーに送った手紙

Dear Henry
ヘンリーへ

I have just seen our picture ? BREAKFAST AT TIFFANY’S ? this time with your score.

今、あなたの楽譜とともに「ティファニーで朝食を」の写真を拝見しました。

A movie without music is a little bit like an aeroplane without fuel. However beautifully the job is done, we are still on the ground and in a world of reality. Your music has lifted us all up and sent us soaring. Everything we cannot say with words or show with action you have expressed for us. You have done this with so much imagination, fun and beauty.

音楽なしでの映画はなんだか燃料のない飛行機のようです。ですが素敵な作品に仕上がっていると思います。私たちは今もまだ世界の現実に存在しています。あなたの音楽は、私たちを明るくしてくれ気持ちを高めてくれます。
言葉や行動では伝えることのできない何かであなたは私たちに気持ちを表現してくれています。
あなたのこの想像力はとても素晴らしく、美しいものです。

You are the hippest of cats ? and the most sensitive of composers!

あなたは世界で一番幸せな猫のようで、一番繊細な作曲者です。

Thank you, dear Hank.

感謝しています、ハンク。

Lots of love
Audrey
たくさんの愛を、オードリーより

オードリー・ヘプバーン wikipedia

イギリス人で、アメリカ合衆国の女優。ハリウッド黄金時代に活躍した女優で、映画界ならびにファッション界のアイコンとして知られる。アメリカン・フィルム・インスティチュート (AFI) の「最も偉大な女優50選」では第3位にランクインしており、インターナショナル・ベスト・ドレッサーにも殿堂入りしている。
イギリスで数本の映画に出演した後に、1951年のブロードウェイ舞台作品『ジジ』(en:Gigi (1951 play)) で主役を演じ、1953年には『ローマの休日』でアカデミー主演女優賞を獲得した。その後も『『ティファニーで朝食を』(1961年)、『シャレード』(1963年)、『マイ・フェア・レディ』(1964年)、『暗くなるまで待って』(1967年)などの人気作、話題作に出演している。女優としてのヘプバーンは、映画作品ではアカデミー賞のほかに、ゴールデングローブ賞、英国アカデミー賞を受賞し、舞台作品では1954年のブロードウェイ舞台作品である『オンディーヌ』(en:Ondine (play)) でトニー賞を受賞している。さらにヘプバーンは死後にグラミー賞とエミー賞も受賞しており、アカデミー賞、エミー賞、グラミー賞、トニー賞の受賞経験を持つ数少ない人物の一人となっている。

 

ヘップバーンが残した手紙がオークションに

1951年から1960年の間に、彼女の指導者であり、同時に生涯の友とされるサー・フェリックス・エイルマーに宛てられた手紙の束が、2016年6月29日にイギリスのオークションハウス、ボナムズで競売にかけられ事前の予想額を2倍以上も超える、11,250ポンドで落札されました。(日本円で140万円)。

手紙の具体的な内容は、女優としてのドラマティックな人生を明らかに語っているもので、当時無名のバレリーナだったオードリーがハリウッドのスターになるまでの、約10年間の記録としても価値のあるものであったそう。

オードリーが「人生で最高の出来事」と綴っている、初主演映画『モンテカルロへ行こう』撮影時の体験など、駆け出しの女優の頃の出来事について詳しく書かれています。また、実業家のジェームズ・ハンソンとの婚約が破棄になった時の傷ついた胸の内を語られた内容もあり、オークションは予想を超える金額で落札された。